天気予報 2010/11/30

 歳相応というべきか家庭事情や仕事に悩む友人が多くなってきた、男女問わずたまに会ったと思えば遠くを見つめてそんな話が始まってしまう、友人から見るに俺は楽天家なようで「お前はいいよなぁ〜」という視線にいつも苦笑している。 話を聞けばそのほとんどが些細な事、そりゃ当人から見れば些細ではないかもしれないけど、俺から見ればそれは雨に濡れる程度の事ばかり。大人になって車や電車に乗るようになると雨に濡れる事なんてほとんどない、そんな事だから雨に対して過剰にアレルギー反応が出てしまう。
  アレルギー患者達は常にテレビや携帯電話で天気予報をチェックして、まさかのにわか雨に遭おうものなら「こんなハズじゃなかった!」と憤ってしまう。たかが雨、濡れるだけじゃないか、他に何を失うというんだい?空から滴るその滴は、水の冷たさ、柔らかさ、優しさ、そして晴れの日の喜びを改めて教えてくれるはず。
 俺たちはいつから空を見上げなくなったのだろう?テレビやケータイを使わなくてもそれだけで全て分かるはずなのに。明日は天気予報をキャンセルして空を見上げて出かけよう、不安であればお気に入りの傘を片手に、自信があれば両手を振って歩いてゆけばいい。たとえ雨に遭ったとしても濡れるだけ、大したことはないさ、濡れた服はまた乾かせばいいんだから。