生き甲斐(イキガイ) 2008/9/14

 {ありがとう}この仕事をしていて言われる事がたまにある。この一言がたとえ100万円の売り上げよりも身に染みる事がしょっちゅうある。なにもこの場を利用して好感度アップを狙っている訳ではなく、言われた事のある人ならだいだい理解してもらえると思う。まさかこの仕事で他人に感謝される事があるなんて思ってもみなかった、なんといってもこの仕事は単なる趣味の延長上、自分の欲求を満たすだけの「夢」にすぎなかったから。
 そして今、他人の生き甲斐をも背負う事もたまにある。たしかに日々の生活や仕事のために努力をしていて「趣味でも持たなければ生き甲斐がない」というのもある、別にそれを否定するわけではないのだけども、ここでの生き甲斐とは「この趣味を持っていなければ死んでいたかもしれない」という究極のイキガイ。
 消防士でも医者でもなく、まさか熱帯魚屋が他人の命を繋ぐ事になるとは夢にも思わなかった、でも俺が出来る事はその人の観る水槽の手入れをして、状態の良い生態を提供し、飼育のアドバイスをするといういつもと変わらない作業だけ、だけどその人が生きている限り俺は自分の仕事に誇りを持てるだろう、それが俺にとっての生き甲斐なのかもしれない、まだイキガイではなく生き甲斐だけど。

※文章の表現上お客様を「他人」と表記しておりますことをお詫びいたします。